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オール・デイ・ミュージック |
ウォーの実質2枚目の作品。ラテンとソウルとファンクの融合といった感じでありまたこの時代(1970年第初頭)の漠然たる不安感そしてアメリカ社会における不安感というものを詩や曲にうまく体現させることに成功しており暖かで柔らかさの中に影に隠れた恐怖感を織り込んだ感じでいまだにその歌にある心を表現し続けている。特に中ヒットしたスリーピー・イン・ダークネスはウォーの決定的な曲ともなっており忘れることができない見事な作品になっている。オール・デイ・ミュージックというタイトルはこの作品を制作する際の長時間にわたるジャム・セッションの録音テープから良質な部分を選び出しそこから生れ出たという経緯のある曲だ。また「ゲット・ダウン」は当時のアメリカにおける警察や政治の嫌がらせなどをテーマにしているためかライブではその直接的表現を他言語・・・ドイツ語・・・などで歌ったりもしていたらしい。なんであれこの作品の持つ意味は大きくその力強さはいまだに不滅のものだ。一時hiphopの方で取り上げられたりもしたが今では忘れ去られている作品にもなっている。ゆるやかさの中の真剣さと演奏の素晴らしさは傑作と言っても過言でもないが今の時代にははたして・・・といっ他感じか |
曲目 |
1.ALL DAY MUSIC
2.GET DOWN
3. THAT WHAT LOVE WILL DO
4.THERE MUST BE A REASON
5.NAPPY MOOD(THEME FROM GHETTO MAN)
6.SLIPPIN' THE DARKNESS
7.BABY BROTHER
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